香港・オフショア 株券 Bearer Shares (無記名)株券 と Nominee 制度

現行法上、香港法人の株主はどのように証明されるのでしょうか? 

形式的・事務的に、「株券」(Share Certificate)を発行するのが慣行ですが、株券の法的意義は薄く、現行法上、株主資格を証明する書類は以下になります。

(1)Share Application(株式割当申請書)もしくは 譲渡証(既発株式の譲受)、

(2)議事録・法定帳簿(Statutory Book)

(3)登記されるNNC1(法人設立申請書) 及びNAR1(年次報告書)。

香港法上では、株券自体に意義がないため、株券譲渡は法律行為ではありません。

しかし、国によっては、株券自体を保有することに意義があり、即ち株券を無記名株券(Bearer Share)となり、株券譲渡にて株式譲渡が可能になります。所謂、オフショアといわれる国々で、無記名株券の発行が可能ですですが、近年、各国において、資金洗浄防止対策により、無記名株券の発行は認められるものの、規制が厳しくなってきました。

例えば、British Virgin Island (BVI)法人において、定款にて無記名株券を設定可能ですが、株券の保管場所が固定(Immobilized)され、当局に株式の詳細(保有者、株式数、等)を通知する必要があります。

株主の秘匿性を高めるには、ノミニー株主を活用することをお勧めします。