香港・香港人にとって不動産というのは特別な意味を持つ財産です。世界一高いと言われる住宅市場は高騰を続けており、オフィス賃料も世界一となっています。
私は約4年の香港滞在中に4回引っ越しを経験しています。住宅やオフィスの分譲・賃貸の広告を見ると、「スクエアフィート(ft²)」という日本では見慣れない単位を良く見ました。今日は「スクエアフィート(ft²)」についてわかりやすくまとめたいと思います。
スクエアフィート(ft²)ってなんだろう?
スクエアフィート(ft²)はもともとイギリス由来の単位になります。イギリス植民地時代のヤード・ポンド法が香港では今でも広く使われています。
公式
◯◯スクエアフィート(ft²)×0.093=●●平方メートル(㎡)
となります。例えば、500スクエアフィート(ft²)×0.093=46.5平方メートル(㎡)の物件ということになります。
なお、スクエアフィートはft²以外に、sqftやsqfなどとも略されることがあります。意味は全て一緒ですので、安心してくださいね。
スクエアフィートから平方メートル(㎡)に変換した後、さらに坪数に変換する公式
一度平方メートル(㎡)に変換した後、坪数にするのは簡単でして、
公式
◯◯平方メートル(㎡)×0.3=●●坪
となります。例えば、46.5平方メートル(㎡)は13.95坪ということになります。
部屋の広さは、共用部分も含まれる建築面積(グロス)となります。例えば、エレベーターホール、廊下などが共用部分となります。実際の部屋の実用面積(ネット)はグロスの80%ほどです。昨今の新しい物件はクラブハウスやジムなどが充実しているため、実用面積が狭いと言われます。
香港の不動産屋の物件広告から。呎はフィートの中国語です。
香港で暮らしていく上で、住宅価格の高さは大きな問題です。香港の不動産表記であるスクエアフィートをしっかり学んで、かしこい入居者になりましょう。香港生活でご質問があれば、気軽にお問い合わせくださいね!